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ハルチカ 【ネタバレ注意】

佐藤勝利くんの映画初出演にして初主演の映画『ハルチカ』観に行ってきました。


本当は昨日公開だったので昨日行くつもりだったのですが、今日の9時上映のハルチカは舞台挨拶が生中継されるとかなんとかだったのでしれっと予定変更して観てきた、ラッキー!

正直、私は少女漫画や恋愛映画が苦手なのでこの映画に期待はしてなかったのですが、映画を観る前にそんな浅はかなことを考えていた自分をぶん殴ってやりたいぐらいには良かった。



大雑把な内容は、【廃部になった吹奏楽部を立て直すためチカが奮闘。三週間以内に最低でも9人の部員をあつめなくては廃部にすると校長に言われあらゆる手段でメンバーを集める。】というもの。


まずは、吹奏楽部の主なメンバーを紹介するぜ!

◎ チカ(橋本環奈)

・フルート
・高校入学前にマイフルートを買うほど吹奏楽部に憧れている。
・フルート初心者

フルート初心者がなぜいきなり高校で吹奏楽デビューするのか?
→中学時代バレー部に所属していたが、最後の試合を目前に膝を負傷し大会に出られなかった。特技であるバレーを失い途方に暮れていたが、放課後たまたま吹奏楽部の演奏を見聞きし感動したため吹奏楽デビューする事を決意。


ハルタ佐藤勝利

・ホルン
・小学3年生で転校したが高校でチカと再会
・ホルン経験者

→親に学業に専念しろと強く言われているため高校では吹奏楽はもちろん部活をやるつもりはなかったが、ハルタがホルン経験者だと知ったチカが強制的にハルタ吹奏楽部に入部させた。初めハルタがホルン経験者だという事はチカも知らなかったので中学で吹奏楽部にでも入っていたのかな。


◎ 片桐誠治(前田航基

・部長
・トランペット
わかばの彼氏
・元吹奏楽部の一員

なぜ一度吹奏楽部をやめたのか
→元部長の檜山が突然不登校になり吹奏楽部が空中分解したため。しかし新入生チカの猛プッシュにより吹奏楽部に再入部。


◎ 野口わかば(二階堂姫瑠)

オーボエ
・片桐の彼女・片桐と同じく元吹奏楽部、のちに片桐と一緒に再入部


◎ 宮本恭二(平岡拓真)

・アルトサックス
・サックス経験者
・元野球部
・容姿がヤンキー

元野球部がなぜ吹奏楽部に?
→凄腕のピッチャーだったが肩を壊して球を投げられなくなったから。野球部員の友達がサックスの経験を活かし吹奏楽部への入部を勧めるが殴ったり蹴ったりとその友達に反抗。チカが説得に行くも一度断るが、チカ自身が自分と同じようにバレーボールをやめることになった経緯を知り最終的には自分から入部を希望する。


◎ 米沢妙子(上白石萌歌

・チューバ
・ソロコンテスト入賞の実績があるにも関わらず吹奏楽部に入部したがらない
・彼氏持ち

なぜ入部したくないのか?
→チューバはたらこ唇になりやすい。名前も妙子であるがゆえに「たらこ」とバカにされてきたというトラウマがあるため。また、彼氏とは一緒に登下校、昼食を食べるぐらい仲が良かったにもかかわらず吹奏楽部に入部してから部活に専念したいという理由で別れを申し込む。


◎ 檜山界雄(清水尋也

・パーカッション
吹奏楽部元部長
・突然不登校
・芹澤の幼馴染
・認可されていない老人ホームを営んでいる

なぜ不登校になったか?
→祖父の死をきっかけに不登校になる。祖父が営んでいた老人ホーム(認可されていない)を受け継いだため忙しく学校に登校できない。また、祖父が亡くなった際、自分は何も知らずに学校でパーカッションの練習をしていて祖父を助けてあげることができなかったことの後悔から吹奏楽部に入ろうとしなかったが老人ホームに住む老人に勧められまたパーカッションをやろうと決断する。


◎ 芹澤直子(恒松祐里

クラリネット
・音楽家の両親を持つ天才クラリネット奏者
・入部拒否
・檜山の幼馴染

なぜ入部を拒否するのか?
→「音楽は音を楽しむものだ」という考えを持つ音楽初心者のチカに対し嫌気がさして入部を拒否。右耳が難聴になり心を閉ざしている。なお、最後まで吹奏楽部には入部しない。



この映画、あまり登場人物のことが詳しく描かれていない。例えば、米沢さんは彼に別れを告げたとき彼と口論になっていたがその後がわからず。しかもその彼の顔も映画ではほぼ映っていない。宮本はあの殴った野球部員とその後どうなったのか。よく停学処分にならなかったと思う。ハルタは家族に入部を強く反対されたらしいが家族はいっさい出てこない。結局ハルタとチカの間に恋心は芽生えているのか。
などなど、謎に包まれている所を言いだしたらきりがないがこれに関しては監督が「想像してほしい」と語っていたのでこれは映画を観た人の解釈によって見方が変わるものなのではないかと思う。




ポスターでは「吹キュン」とかいう造語を推していたので恋愛要素が多いのかと思ったら全然違かった。あらすじや予告映像でもハルタとチカの恋愛模様を匂わせていたので正直びっくり。吹奏楽越しの二人の恋愛というよりも吹奏楽を通して二人が成長していく物語です。

想像以上に面白い映画だったので満足、テンポよく進むストーリーと物語が進んでいくにつれみんなの演奏が上手になっているなど、伏線も沢山。


あと一番リアルで好きなシーンは、チカがどうしても上手に弾けないソロパートがあって、練習のたびにそこで皆の演奏がストップしてしまうのだけどそのときの空気感がなんともいえない。みんなが無言で楽器をスッと下す仕草一つから少しのイライラや大会が近い事への不安の気持ちなどが伝わってきてクゥゥ~~~~!!!!!ってなる。

個人的には宮本恭二役の平岡拓真くんにも注目。「弱くても勝てます」にも出演していた美形の男の子なので是非チェックしてみてください。



私のイメージしていた吹奏楽部は、定番の部活だけれどどこか影が薄くて地味な子が多い(私の学校が吹奏楽部が有名じゃないってこともあると思う)という感じだったので運動部所属だった私は心のどこかで「暗い」とか「所詮文化部」なんて思っていたんですけど映画を見て印象が変わった。


楽器を扱うことはもちろん、肺活量や楽器を持つための腕力を鍛えたり練習したり意外とつらそう。
映画での部員同士が揉めるシーンでは誰かが「お前は金管なんだからこっちのことに口出すな」と怒鳴っていて、同じ部活なのにそれぞれが違う楽器を持って一つの音楽を作り上げていると考えると凄いと思うのと同時にお互いが衝突した時に気持ちを理解する人がいないことで関係を修復するのが難しそうだなぁ。
個々がしっかりしていないと、というような気持から一人一人へのプレッシャーも重そうだし。




勝利くんの演技はテレビドラマの「ハングリー!」で生まれた伝説の「野菜泥棒」がどうしても脳内に残っているのですが、「SUMMER NUDE」「49」などのテレビドラマや舞台の経験を経て上から目線で申し訳ないが確実にレベルが上がっている気がする。

舞台挨拶の中継では監督が最後の挨拶で感極まりながら「ハルチカという作品がすきなんです。」「二人ともありがとう。」とおっしゃっているのを観ました。こんなに素敵な作品と監督と共演者に恵まれた勝利くんはさらにもっともっと成長するんだろうなぁ。